川野が今思うこと2018

早いもので、2018年となってからもう、一か月以上が経過してしまいました。
とにかく、寒いですね。。私は寒いのが大の苦手です。
1月には流行を先取りインフルエンザ(A型)に罹ってしまいました。
皆さまは大丈夫でしょうか?
早く暖かくなってほしいものです。

さて、「君たちはどう生きるか」という、80年も前に書かれた小説の漫画版が今話題となっており、発売から4か月あまりで100万部を超えたそうです。詳細は省きますがその冒頭に書かれているのは、「人間も分子のようなものでちっぽけな存在だ」と気付いた主人公である中学生に、彼の叔父さんが「コペル君」とあだ名をつける場面。
人間は、「天動説」に固執した当時の人々のように、とかく自分中心に考えがちであるなか、勇気をもって「地動説」を唱えたコペルニクスのように、自分を客観視して気付きを得た主人公を評価してのことでした。「天動説的観点」からだけでは真実は見えないのだ、自分や周囲の状況を俯瞰してみる「地動説的観点」が何事においても重要なのだと説くもので、私もその通りと思います。中でも政治という分野では特に大事な要素ではないかと考えます。

「核兵器」は世界中で大きな争点です。
第二次大戦後、お互いの不信感から続く対立の中、核は拡散を続けてきました。今も北朝鮮やアメリカを中心に大きな争点となっておりますが、その根底には「自分は正しい。ゆえに相手が間違っている。」という天動説的な発想がお互いに、そして日本も含めた周辺の関係諸国にも横たわっているのではないでしょうか。
日本は参加しようとしませんが国連では核拡散禁止条約が成立しました。そして昨年末にはICAN(アイキャン)がノーベル平和賞を受賞しました。また中南米では2002年すでにトラテロルコ条約が成立し、中南米は世界初の「非核兵器地帯」となっておりますし、非核兵器地帯はその後も世界で拡がっています。それを成しえたのは根気強い話し合いによって築き上げた「信頼関係」です。それまで仲の悪かったブラジルとアルゼンチンですが、お互いにいつでもお互いの核査察を受け入れるという約束をすることで信頼関係を作りました。

「平和」に必要なのは話し合いです。
話し合わなければ不信感のみがつのります。そして話し合いには物事を俯瞰してみる「地動説的観点」が必要ではないでしょうか。残念ながら今、世界も日本も「〇〇ファースト」という天動説的発想に溢れています。政治とは現実の問題です。イデオロギーだけを振りかざしても問題は解決しません。お互いそれぞれの「天動説」を持ち出せば衝突しかありません。「地動説的観点」を持ち、信頼関係を築いた上での話し合いこそが、問題解決の方法ではないでしょうか。

当然これは、何も政治だけの話ではありません。
国際問題という大きな話だけでなく、ここ杉並の問題にもいえることですし、私たち一人ひとりが抱える人間関係の問題など、すべてにおいて当てはまります。

私も杉並区の「コペル君」となれるよう、しっかりと地動説的観点をもって、バランス感覚を失わないよう気を付けながら、今後も杉並の政治を行っていきたいと思います。

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